動画でもわかりやすくご説明しておりますので、ぜひご覧ください!
従来の白熱電球と比べても、LED電球は省エネで家計に優しいということを耳にしたことがあるでしょう。
そんな背景からも、電球が切れたからLED電球に切り替えようと考えている方も多いのではないでしょうか。
LED電球に切り替えようと考えている方で、こんなことでお困りではありませんか?
「LED電球はどのくらい安くなるの?」
「LED電球はどうやって選べば良いの?」
「どうやって交換するの?」
LED電球の性能を知らずに、間違ったものを購入してしまう方も多くいらっしゃいます。
「家の照明器具と合わなかった」、「すぐ壊れてしまった」というようなことになってしまうと、せっかく電気代を節約しようと思ったのに、無駄な出費が痛いですよね。
そこで今回は、そのような失敗をしないためにLED電球に切り替える前に知っておきたい知識から、実際の交換手順までをご紹介していきます。
LED電球に切り替える前に知っておきたい知識
LED電球は省エネで家計に優しいと言いますが、実際にどのくらい安くなるのかご存知ですか?
LED電球は電気代の節約になると聞いても、今よりいくら安くなるのかわからなければ、なかなか切り替えられませんよね。
そこで白熱電球と徹底比較して、電気代がいくら安くなるのか詳しく解説していますので、まずはこちらをご覧ください。
LEDに切り替えると電気代はいくら安くなる?白熱電球と徹底比較!
いざ切り替えようとなったとき、LED電球は色々種類があって、どうやって選べば良いのかわからないという方も多いと思います。
そこで次は、LED電球の選び方をわかりやすく解説していきます。
LED電球の選び方
口金
口金とは、ソケットに差し込む部分のことで、電球によって大きさや形が異なります。
口金のサイズが異なると電球が取り付けられないので、電球を交換するにはまず口金の直径を確認しましょう。
E+数字で表記され、代表的なサイズはE26やE17があります。
LEDの種類
LED電球はさまざまな種類が存在します。
- 一般電球、小形電球
白熱電球と形のよく似たタイプです。白熱電球と同じタイプのLED電球を購入したい方は一般電球形がおすすめです。 - ボール電球
その名の通り、大きくまん丸なボールの形をしているのが特徴で、部屋全体をまんべんなく照らしてくれるLED電球です。
一般電球形より、比較的広い部屋でも隅まで明るく照らすことができます。 - ミニクリプトン電球
クリプトンとは中に入っている不活性ガスの名称です。
一般電球形に比べて小さいのが特徴です。 - ミニレフ電球、ハロゲン電球
小型高効率・長寿命設計の電球であることからも、電力消費の高い店舗などで活用されています。 - ダウンライトやスポットライトなどにおすすめのLED電球です。
- 小丸電球
小型で、常夜灯や残置灯に使われます。 - シャンデリア電球
火の形をモチーフにした、装飾用のLED電球です。
このように、LED電球とひと言で言っても、種類が色々とあるので、用途や目的に合ったものを選びましょう。
明るさ
白熱電球の場合、明るさは消費電力(W)で表されますが、LED電球の明るさの単位は「全光束」と言われるルーメン(lm)値で表されます。
LED電球には、〇W相当と表示されていることが多いのでそれを参考に選びましょう。
一般白熱電球から取り換え
LED電球 一般電球形(E26)
一般白熱電球ワット(W)相当 | 20W相当 | 30W相当 | 40W相当 | 50W相当 | 60W相当 | 80W相当 | 100W相当 | 150W相当 | 200W相当 |
ルーメン(lm)値 | 170lm以上 | 325lm以上 | 485lm以上 | 640lm以上 | 810lm以上 | 1160lm以上 | 1520lm以上 | 2400lm以上 | 3330lm以上 |
小型電球から取り換え
LED電球 ミニクリプトン形(E17)
小型電球ワット(W)相当 | 25W相当 | 40W相当 | 50W相当 | 60W相当 | 75W相当 | 100W相当 |
ルーメン(lm)値 | 230lm以上 | 440lm以上 | 600lm以上 | 760lm以上 | 1000lm以上 | 1430lm以上 |
ボール電球から取り換え
LED電球 ボール電球形(E26)
ボール電球ワット(W)相当 | 40W相当 | 60W相当 | 100W相当 |
ルーメン(lm)値 | 400lm以上 | 700m以上 | 1340lm以上 |
光の方向と強さ
LED電球では、光の広がり方を表す配光にもいくつかの種類に分けることができます。
光の広がり方の違いにより、照明器具によっては同等の明るさが得られない場合があります。
全般配光タイプは白熱電球に近い光の広がり方なので、リビング・ダイニングのペンダントライトやフロアスタンドライトにおすすめです。
下方向が明るい準全般配光や集光タイプは、廊下・トイレ・洗面所などのダウンライトや、絵画や写真を照らすスポットライトにおすすめです。
光色
LED電球の光の色には、白熱電球の光色に近い「電球色」、太陽光に似たナチュラルな光色の「昼白色」、少し青みがかったクールな光色の「昼光色」の3種類があります。
選択した光色によって部屋の雰囲気や明るさも異なります。
それぞれの光色の特徴や設置に最適な場所、失敗しない選択方法についてはこちらで詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
蛍光灯やLED電球の色選びに迷った時の失敗しない選択方法について解説
主に家庭で使われる場合はこの3種類ですが、LED電球の光色のバリエーションは実はもっとたくさんあるのです。
LED電球の光色のバリエーションについてはこちらで詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
組み合わせる器具
照明器具と言っても、調光機能のついているものや密閉されているもの、断熱材を使用しているものなどさまざまです。
調光機能付き照明器具には「調光器対応」LED電球を使用してください。
詳しくはこちらで解説していますので、あわせてご覧ください。
「調光器非対応」のLED電球を調光機能付き照明器具に取り付けるのはダメ?
密閉器具には、「密閉器具対応」LED電球を使用してください。
ダウンライトなどの枠や反射板を確認して、以下のマークが付いている場合は、「断熱材施工器具対応」LED電球を使用してください。
LED電球は熱に弱いため、密閉器具や断熱材施工器具に対応したものでないとうまく放熱できず、短寿命や故障の原因になります。
LED電球の寿命って本当に10年なの?早く切れてしまう原因と対策を解説
照明器具にLED電球を組み合わせたときの明るさや配光による相性のほか、LED電球を正しく使用するために、組み合わせる器具や使用条件も必ず確認しましょう。
LED電球の大きさ・重さ
照明器具のサイズによっては、取り付けられない場合もありますので必ず事前にLED電球のサイズを確認しましょう。
また、LED電球は白熱電球よりも重いので多灯用照明器具に使用するときは総重量などに注意しましょう。
では、実際にLED電球に交換するにはどうすれば良いでしょうか。
LED電球に交換する手順
交換する際は必要に応じて脚立やイスなどを用意し、安全のためブレーカーを落とすなどして電気をOFFにした状態で行いましょう。
手順と言っても、電球交換に難しい技術や力はいりませんので、女性でも簡単に交換できます。
手順1.切れた電球を外す
電球をくるくる左に回して切れた電球を外します。
手順2.替えの電球を取り付ける
外したときとは逆に、右回しに電球をくるくる回して取り付けます。
たったこれだけです。普通に白熱電球を取り換えるとの同じ要領で行えばOKです。
蛍光灯の場合の交換方法はこちら
こんなときは業者に頼みましょう
自分で交換できる程度の高さの照明器具であれば問題ありませんが、吹き抜けなどの高い天井の照明器具の電球交換は業者に依頼した方が良いでしょう。
また、高価な照明器具や特殊なシャンデリアなど電球交換に技術が必要な場合も、破損などの恐れがあるので業者にお任せした方が良いでしょう。
まとめ
失敗しないためのLED電球に切り替える前に知っておきたい知識から、実際の交換手順までをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
LED電球は白熱電球と比較しても注意するべき点は多いですが、その分電気代も節約できますし、長く使うこともできます。
正しく使用すれば後で後悔することもありませんので、LED電球の特徴をしっかりと理解した上で交換を検討してみてくださいね。
また、
「こんなLED電球はないの?」
「こういう用途で使えるLED電球を探している」
など、LEDに関して何かお困りのことや疑問に思っていることがあればなんでもご相談・お問い合わせください。