近年、LEDライトでの植物育成が増えていることをご存知でしょうか?
水耕栽培工場でも、LEDライトを導入しているところが多くあります。
LEDライトを使った植物育成はご自宅でも簡単にできるため、ガーデニングや家庭菜園などにもおすすめです。
しかし実際に始めてみたいけど、
「どのLEDライトを選べば良いのかわからない」
とお悩みの方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、植物育成LEDライトを選ぶポイントと、
メリット・デメリットついて詳しくご紹介してきます。
まずは、どのような植物を育てたいか決めましょう。
どのような植物を育てるのか
どのような植物を育てたいとお考えですか?
LEDライトは基本的にオールマイティー育てることができますが、根菜系は不向きです。
- サニーレタス
- リーフレタス
- ブロッコリースプラウト
- カイワレ
- 小松菜
- チンゲン菜
- ルッコラ
- パセリ
- バジル
- パクチー
などの葉物野菜やハーブ系、花、ミニトマトや枝豆などの栽培におすすめです。次に、LEDライトの色についてです。
どのような色のLEDライトが植物育成に適しているのでしょうか?
赤色・青色のLEDライトを選ぶ
植物育成に必要な光は可視光線である赤色と青色の光です。
この2色には、それぞれ違う効果があります。
赤色:光合成を促す効果
青色:葉や実を大きく形成する効果
つまり、この2色の光を浴びせることで太陽の光に代わり、植物の育成を促すことができるのです。
一般的に販売されている白色のLEDライトでも観葉植物などのちょっとした植物であれば十分に育つでしょう。
その場合は、ご自宅の電気スタンドの電球をLED電球に付け替えるだけで簡単に植物育成できます。
植物によって光合成要求が強いのものあるので、そういった場合は植物育成用LEDライトを使用することをおすすめします。
では、どのくらいの明るさのLEDライトが適しているのでしょうか?
必要な光量があるLEDライトを選ぶ
植物が元気に育つ光量は、1000~1500ルクスと言われています。
もちろんLEDライトの大きさや、植物との距離もありますのでルクスだけで判断することは難しいです。
しかし、少なくとも1000ルクス以下のLEDライトでは光量が足りないということは覚えておきましょう。
LEDライトを使用する上で注意することがあります。
光のムラができないようにする
光の当たる部分にムラができてしまうと、植物が育たなくなります。
LEDライトは照射範囲が狭いため、ムラができないように注意が必要です。
最近では照射範囲の広い製品もあります。
育てる植物によって、照射範囲の広いLEDライトを使ったり、蛍光灯のような直管型LEDにしたり、ライトの個数を増やしたりして工夫しましょう。
12時間以上照射する
照射する時間が短いと、成長スピードが遅くなり植物が小さくなる、色が薄くなるなどの不調が起こり元気に育ちません。
照射時間は育てる植物によりますが、平均12時間以上照射しなければなりません。電気代はかかりますが、LEDライトであれば月に数百円~千円程度の電気代で済みます。
ここまで植物育成LEDライトを選ぶポイントをご紹介してきましたが、LED以外のライトで植物育成はできないのでしょうか?
2種類のライトのメリット・デメリット
2種類のライトのメリット・デメリット
メリット | デメリット | |
電球タイプのメタルハライドランプ(生長期用) 高圧ナトリウムランプ(開花期用) |
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蛍光灯(生長期用) |
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生長期用なので開花するまでは育てられるが、花の開花時や開花して実をつけるトマトやイチゴまどは収穫まではできない |
では、この2種類のライトに比べてLEDのメリット・デメリットはどのようなものが挙げられるでしょうか?
LEDのメリット・デメリット
メリット | デメリット | |
LED |
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このようにデメリットもありますが、効率性や電気代などの観点から
コスパの良いLEDを使った植物育成に注目が集まっているのです。
LEDで植物育成にチャレンジしてみよう
LEDライトを使用しての植物育成は、太陽の光を得る場所がない方でも気軽に始めることができます。
最近ではおしゃれなデザインのものも多いので、お部屋のインテリアとしてもおすすめです。
また、「人工的な光で育てた野菜は栄養価が低い」というイメージを持っている方は多いと思いますが、そのようなことはありません。なぜなら太陽の光とLEDの光は、植物育成に対して同等の効果を与えるからです。
天候に左右されないLEDの方がより美味しくて栄養価の高い野菜を育てることができるのです。
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