近年では省エネの観点からLED電球に切り替える方も多いと思いますが、従来の白熱電球や電球型蛍光灯も家庭の中でまだまだ活躍しています。
白熱電球や電球型蛍光灯はLED電球に比べ寿命が短いので交換する頻度も多く、そのたびにどのように処分して良いのかお困りではありませんか?
またLED電球は長寿命なので交換頻度は低いですがいざ切れてしまったとき、「LED電球はどうやって処分すれば良いの?」と疑問に思う方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、白熱電球、電球型蛍光灯、LED電球の処分方法について解説していきますので、処分方法でお困りの方はぜひ参考にしてください。
電球の捨て方とは?
家庭から出た電球は基本的には燃えないごみとして処分することができます。
ただし、各自治体でルールが異なりますので定められたルールに従い、正しい方法で処分しましょう。
例えば、埼玉県川口市では白熱電球、LED電球は「一般ごみ」に分類され、「ガラス・電球・コップなどは紙で包むなどして、『われもの』と表記し、一般ごみとは混ざらないように出してください。」と記載されています。
また、電球型蛍光灯は「有害ごみ」に分類され、「蛍光管は危険がないように箱に入れるか新聞紙で包み、『有害ごみ』と書いた紙をはって出してください。」と記載されています。
基本的に電球型蛍光灯は「有害ごみ」に分類されるのですが、白熱電球、LED電球と何が違うのでしょうか。
電球型蛍光灯は有害ごみ?
蛍光灯というと、直管型や丸型のものを想像する方が多いと思いますが、白熱電球と形のよく似た電球型も存在します。
蛍光灯は有害物質の「水銀」が微量に含まれているため、正しく処分しないと環境汚染や健康被害に繋がる恐れがあります。
なので「有害ごみ」に分類され、処分方法が異なるので注意が必要です。
蛍光灯の処分方法についてはこちらで詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
蛍光灯はどうやって処分すれば良いの?正しい処分方法と費用について徹底解説
見た目が電球球に似ているので、電球型蛍光灯なのか見分けがつかないという方もいらっしゃると思います。
電球の口金付近に型番が書いてありますので、間違えて白熱電球と一緒に処分してしまわないために、チェックして電球型蛍光灯かどうか判断しましょう。
電球型蛍光灯の型番
EFで始まる型番は電球型蛍光灯です。
ちなみにEFの次に来るアルファベットで形状も判断できます。
EFA:グローブ(電球の外側のガラス球)が付いたタイプの電球形蛍光灯。
一般の白熱電球と見た目が似ているのが特徴。
EFG:グローブ(電球の外側のガラス球)が付いたタイプの電球形蛍光灯。
ボール電球と見た目が似ているのが特徴。
EFD:グローブレスタイプと言ってガラス球が付いておらず蛍光管が
むき出しとなっている電球形蛍光灯。
では、電球を処分する際に費用はかかるのでしょうか。
処分費用は?
家庭ごみとして、電球を燃えないごみや有害ごみで処分するのは無料の自治体が多いです。
しかし、指定のごみ袋を購入したり、専用のシールを貼ったりしなくてはいけない自治体もあり、その費用はそれぞれ異なります。
各自治体のルールに従わないと回収してもらえませんので、必ず確認してから処分しましょう。
処分が有料の地域にお住まいの場合は、なるべくその費用を抑えたいですよね。
そんな時は、無料回収サービスを利用する方法もあります。
無料で処分する方法は?
市役所や自治体の施設、一部のスーパーマーケット、家電量販店、ホームセンターなどに回収ボックスが設置されている場合があります。
家庭から出た電球や蛍光灯はそちらを利用すれば無料で処分できて、回収された電球や蛍光灯はリサイクル処理に回されますので、活用してみると良いでしょう。
ルールに従って正しく処分しましょう
電球の処分方法について解説してきましたが、いかがでしたか?
電球とひと言で言っても電球型蛍光灯の場合は、上記で述べたように処分方法が異なるので注意が必要です。
処分費用を抑えたいなどの場合は、資源を有効活用するためにも回収ボックスを利用し賢く処分することもおすすめです。
また、
「白熱電球、電球型蛍光灯からLED電球にしたいけど、どれを選べばいいのかわからない」
「こんなLED電球はないの?」
など、LEDに関して何かお困りのことや疑問に思っていることがあれば、なんでもご相談・お問い合わせください。